災害復旧には時間がかかる理由があります
台風15号により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
あの台風15号の千葉県への直撃から10日ほど経過しました。
ニュースによると、徐々に停電からの復旧が進んでいるようです。
それでも、東京電力によると、倒木や倒れた電柱、ガレキなどの影響により復旧作業が追いついていないのが現状のようです。
「じゃあ、建設機械を持っていって、さっと切ったり、どけたりすれば?」
と思ったりしませんか?
でも、倒木の処理って、すごく難しいんです。
一般的に林業では、真っ直ぐに伸びた木を伐採するのですが、枝葉の伸び方などにより重心がわかりにくく、不用意に切ると、思わぬ方向に倒れていくことがあります。
今回の災害で倒れた木は、複雑に絡み合い、それを見極めない状態でチェーンソーで切ると、大事故に繋がりかねません。
また、「かかり木」と呼ばれる、倒れた木が電線や建物に寄りかかった状態の倒木処理は、一段と難易度が上がります。
そんな難易度が高い作業を、現地の職人さんたちは、二次災害を起こさないように慎重に、より安全に作業されているんだと思います。
これらは、倒木処理をする現地に着いてからのことでしたが、実は、その場所へ到着するまでの道路にも倒木やガレキが多くあるんです。
そんな時は、地元の建設会社や自衛隊などが、建設機械を使って道路を切り拓いています。いわゆる撤去作業です。(あまりテレビなどには映りませんが・・・。)
とにかく、この「啓開(けいかい)作業」をしないと始まりません。
地元建設業者もSNSへの発信を控えているか、復旧作業が忙しいため手が回らないかで、現地の情報がなかなか検索できません。
なぜ復旧が遅れているのかの根本原因をもっとメディアが掘り下げて正しい情報を伝えてほしいですね。
おそらく、この10日間、水や電気の不足に加え、電話やネットの不通により、口頭や紙ベースでの指示伝達などの難しさも時間がかかっている原因のひとつでしょう。
確かに、住民の方のために少しでも早く復旧するのが望ましいのですが、時間がかかっているのにも理由があるということを理解して頂きたいと思います。
おそらく現地での作業は、建設会社をはじめ、(この中には電気工事会社も含む)自衛隊や消防など、不休で取り組んでいるはずです。
あの会社の対応が悪いとか、誰かを叩くのではなく、現地で直接作業している多くの人達に注目してしてもらいたいですね。
そして願わくば、労いの言葉と、チョットの応援の言葉を掛けてもらえると士気がグンと上がります。(東日本大震災を経験して思いました。)
大変な状況、環境では自分たちの気持ちを維持していくのは容易ではありません。
いち早い復旧へもうひと踏ん張りです!どうか、ご安全に!
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佐藤 隆一
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