大人の社会科見学 大工編
私達の仕事である建設業には29もの業種があります。
その中に、弊社の主な業種となる建築工事と土木工事があります。
そんな私達の仕事では、どんな事をしていて、どんな道具を使用していて、
どんな専門用語でやり取りしているのか、自分たちには当たり前の事でも、
それをご覧になった事の無い方達からしたら「へぇ~」と思う事も
多いのではないでしょうか?
私自身もこの建設業に就いて20年近くになりますが、実際にはまだまだ
見たことも無い物が沢山あるんですよね。
先日、いつも強力な助っ人として新築を建てる時に駆けつけてくれる
「株式会社 フジ建築」さんへ寄らせてもらった時のこと。
作業場で目にしたのは、木板に記した「図板(板図)」を確認しながら
「墨付けと刻み」をしている様子。
近年は工場でのプレカットも多くなり、建築現場には刻みが必要のない状態で搬入されるのですが、
「手刻み」といって大工さんが培った技術と道具で梁や柱を加工していく会社も
多くあります。
どうしてこの時代になっても木の板に図面を写すのか❓
用紙やタブレットなどではダメなのか❓
疑問に思ったので、聞いてみました!
「加工場ではこれが使いやすいから‥」
あまりにもアッサリとした答えに少し戸惑いつつも、「まぁ、使いやすいんだったら‥」と(笑)
正確に墨付けを行った後は、墨の通りに様々な道具を駆使して丁寧に刻んでいきます。
基本は、この墨に沿って刻んでいくのですが、職人さん曰く、
「この墨の中央か、内側、外側を刻むのかで、
組んだときにキッチリハマるかが決まる」
とのこと・・・
きっと、そうしたところに経験や腕の差が出るんでしょうね。
こうした道具の数々も機会があればブログにアップしていきたいですね。
こちらの作業場にはワタシも初めて目にする機械が置いてありました。
というか、使っていました!
随分と年季が入っている様子で、一瞬飾っているだけなのかと思っておりましたが、
この直後、別の大工さんが機会を動かし始めたのでマジマジと見てしまいました。
何回かレバーで上下させると、「ほぞ」と呼ばれる出っ張りが出来上がります。
どんな仕組みでこんな風に出来るのか考えるのを途中でヤメてしまいましたが(笑)
付いている刃はこんな感じです。
あっちこっちで「カン!カン!」とか「キュイーン!」という音が鳴り響いていて、
ずっと見ていても飽きません。
おそらくワタシのムスメなんかも、
「ヤッてみた~い♪」
と、ダダをコネルのでしょうが、常識あるイイ大人として、そこはグッと我慢していましたね(笑)
お家一軒を建てるのにも、いろんな協力業者さんたちのチカラが必要となります。
ただ、ワタシたちが実際にそうした作業風景を目にすることは、そう多くはありません。
まして、専用の道具などは、使い方はおろか、名前すら知らないですよね。
ワタシ自身、実際の現場で初めて目にする道具なんかあると、すぐに使い方を聞いたり、なんなら触らせてもらっています。
あくまでも邪魔にならない程度にですが・・・
そうした職人さんたちの仕事風景なんかも、紹介できたらイイなと考えております。
サイエンスホーム宮古店では、
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