ええ仕事をしたかどうか、結果が出るんは、おいらが死んだ後なんや
今年のお盆休みは、コロナの第7波だけでなく、大雨による洪水や土砂災害を警戒しなければならない、慌ただしい日でしたね。
なんか、大雨の予報が出るたびに、山崩れなどの土砂災害もニュースで頻繁に流されるのを見ると、こんなにも日本は災害に溢れているのかと、あらためて驚かされます。
そもそも、ワタシの子供の頃からそうだったのか、そうした記憶がないために、思い出すことはできません。
ただ、山に詳しそうな方々に聞くと、今の山林には保水力が昔ほど無くなってしまったという言葉を、よく耳にします。
山の専門家でもないので正確には分かりませんが、もしそれが本当なら、間伐など、山林の手入れをキチッとすることが、ワタシたちの日々の安全に繋がるはずです。
日本の国土面積の3,780万haに対し、森林面積は2,505万ha。
約66%にあたる国土の2/3が森林という、先進国の中では有数の森林大国だということを考えると、それら山林を守る林業という職業の重要性が分かりますよね。
先日、お仕事で立ち寄った沿岸広域振興局で貼り出されていた「いわて林業アカデミー」のポスター。
大きく掲げられた「岩手の山を森アゲろ!」のキャッチコピーと、
中央にヒッソリと力強く佇む「林業は100年先へのギフト」の文字。
これを見た時に、ふと思い出した映画があります。
【 WOOD JOB!(ウッジョブ!) 】
林業をテーマにした、三浦しをんさん原作のベストセラー小説「神去なあなあ日常」を2014年に映画化し公開されました。
都会で生まれ育ったオチャラケた主人公が、あることをキッカケに一年間の林業研修プログラムに参加することになり、ケータイの電波も届かないくらいの超田舎で、魅力的な村人に囲まれながら林業に携わり、木に囲まれた生活に魅力を感じていく様子が描かれています。
このブログを書きながら、なんかもう一度観たくなり、Netflixでダイジェスト的に観てしまいましたね。
劇中に伐採された樹齢105歳の木材は、ご先祖様の時代からシッカリと間伐することにより、キレイな年輪を刻むのだと言っておりました。
親方が主人公へ伝えた言葉。
「林業は、ええ仕事をしたかどうか、結果が出るんは、おいらが死んだ後なんや・・・」
まさに、ポスターに書かれている「林業は、100年先へのギフト」という言葉と重なります。
田舎に住んでいると、そこに木々があることが当たり前となっていますが、子や孫の世代へシッカリとした財産として残していけるように、結果は見ることが出来ないからこそ、コツコツと手を抜かずに取り組んでいく大切な職業なんですね。
ワタシ自身が携わっている建設業でも、公共の大型構造物は、子や孫の世代まで残りますし、なんなら地図に記されていくんですよね。
道路や橋、ダムやトンネルなどが、その街の発展にどのように貢献できたか、地域の安全を守ることができたのか、ほんとうの意味で結果が分かるのは、ワタシたちも自分が死んだ後なのかもしれませんね。
映画の最後に、都会に戻ってきた主人公が、木の香りに気付き行ってみると、真新しい木材で建て方をしている現場でした。
木に囲まれた一年を過ごしてきたからこそ、感じる事のできる懐かしさに、なんだか共感してしまいましたね。
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