エクステリアのリフォーム
家を引き立たせ、家全体の印象を左右するエクステリア。
家にマッチしているのはもちろん、使い勝手のよいエクステリアにしましょう。
①門扉
門扉の役割は防犯とプライバシーの確保です。
そして家の印象を決める大事なポイントとなります。
毎日使うものなので、開き方やデザインなど、よく検討しましょう。
開き方
最も一般的な左右対称の両開き、
限られたスペースでも設置できる左右の大きさが異なる両開き、
勝手口や隙間にフィットする片開き、
間口も奥行きも狭い狭小地におすすめの伸縮式、
車椅子やベビーカーの出入りも楽なスライド式などがあります。
素材やデザイン
アルミ、アルミ鋳物、鉄、木製、樹脂系、ステンレスなどさまざまな種類があります。
中でもアルミ素材は耐久性に優れ、デザインも豊富です。
セキュリティ
上下2ヵ所施錠できるもの、ピッキングしにくいシャッター付きの鍵穴など
防犯に配慮したものを選ぶと安心です。
②フェンス
敷地の境界を明確にし、視線を遮ってプライバシーを守り、外部からの侵入を防ぐ役割があります。
目隠しタイプ
外からの視線を遮るには、地面から1.5~1.8mの比較的高めのフェンスを設置しましょう。
※最近は、耐震面の不安や、地震の際の歩行者への安全面の配慮から、
背の高いブロック塀を軽量素材のフェンスへリフォームされるお客様が増えています。
完全に中が見えず、風も光も通さない一般的な目隠しタイプ、
目隠しでありながら風が通るルーバーフェンス、
目隠しでありながらすりガラス調で光を取り入れる採光フェンスなどがあります。
防犯タイプ
防犯のためには、外から見渡しやすいメッシュタイプなどを選びましょう。
天辺(てっぺん)部分が乗り越えにくい形状になっているものがおすすめです。
万が一、敷地内に侵入されても、フェンスの外から侵入者を見つけることができます。
③門まわりのアイテム
玄関に続くスロープなどに手すりがあると、高齢者や小さな子供も安心です。
しっかり握れて安定感のある、使いやすいものを選びましょう。
また意外と重要なものがポスト。
塀や外壁に取り付けるタイプと独立設置式があり、
鍵もタッチパネル式電子錠やプッシュ錠、ダイヤル錠などいろいろあります。
必要に応じて宅配ボックスや屋外充電器のEVファンクションも検討しましょう。
④カーポート
愛車を雨風から守り、紫外線による日焼けや色あせを防ぐカーポートは
できれば取り付けたいものです。
タイプ
柱に付いた梁で片側から屋根を支えるタイプや、左右の柱で両側から屋根を支えて安定感のあるタイプ、
前後のフレームで屋根を支える吊り下げタイプなどがあります。
素材は、耐久性に優れたポリカーボネートが主流です。
雪の多い地方では、積雪対応の丈夫なものを選びましょう。
車庫の門扉
大切な愛車を守る車庫の門扉にもさまざまなものがあります。
シャッタータイプ、ハンガースライディングタイプ、伸縮タイプ、
跳ね上げタイプ、引き戸タイプなどがあり、リモコンで開閉できるものが便利です。
⑤窓まわり
子供やペットの遊び場、洗濯物干し場など、さまざまに利用できるウッドデッキや
第二のリビングとして使えるガーデンルームやサンルーム、
洗濯物を雨風から守るテラスや、庭との境界線を際立たせるテラス囲いなど
用途に応じてリフォームすることで、より快適に便利になります。
⑥土間・庭・敷地
雑草対策には、地面をコンクリートで覆ったり、
防草砂や専用の土に水をかけて固めたり、
防草シートの上に砂利を敷くなどの方法があります。
また車の台数に応じて車庫を増やしたり、自転車置き場を作ったり、
玄関前の階段をスロープにしたり、生活に合わせたリフォームを考えましょう。
エクステリアは防犯のためにも重要な役割を果たしています。
安全安心で快適に暮らせるよう、エクステリアを工夫してみませんか。