キッチンリフォーム
最初に、どんな不便や問題を解消・解決したいのか、
リフォームの目的をはっきりさせ、
理想とするキッチンをイメージしてみましょう。
その上で、優先順位をつけてプランを決めていきます。
実際にショールームに行って、
使い勝手や収納、サイズや色などを確認しておくとよいでしょう。
①サイズ
現在使っているキッチンの間口を参考に、大きさを決めましょう。
キッチンの間口サイズは165㎝から300㎝まで15㎝刻みで用意されています。
また、ワークトップの高さは一般的に「身長÷2+5㎝」が使いやすいとされています。
ウォールキャビネット(吊戸棚)の高さも身長に合わせて、
物の出し入れがしやすいものを選びましょう。
②レイアウト
キッチンの配置にはI型、L型、U型、対面型などいくつかの種類があり、
それぞれメリット、デメリットがあります。
スペースや調理をする人数、調理スタイルに合わせて選びましょう。
現在と同じレイアウトにする場合は問題ありませんが、
例えば壁側のキッチンから対面型に変える場合は、給排水の位置が大きく変わるので、
給排水工事費やガス工事費、電気工事費が余分にかかります。
③組み合わせを選ぶ
メーカーにもよりますが、扉、カウンター、シンク、水栓などは好みに応じて選ぶことができます。
イメージを大きく左右する扉にはさまざまな色や質感のものがあるので、
インテリアに合わせて、予算とのバランスも考えながら慎重に選びましょう。
カウンターやシンクの素材は、主にステンレスと人造(人工)大理石の2種類です。
水栓には手をかざすだけやワンタッチで水が出るもの、ハンドシャワー式、
浄水器と一体となった水栓など、いろいろな種類があります。
使い勝手を考えて、自分に合った組み合わせのものを選びましょう。
④調理機器を選ぶ
高火力で調理ができて停電時でも使用できるガスコンロと、
火事の心配がなく掃除もしやすいIHコンロ、
それぞれメリットデメリットを考えて選びましょう。
ガスコンロからIHコンロに交換する場合は200Vの電源が必要となり、
IHコンロからガスコンロに交換する場合はガス管が必要になります。
ない場合はそれぞれ、電源増設工事やガス配管工事が必要となるので、
余計に費用がかかることを覚えておきましょう。
⑤吊戸棚を選ぶ
吊戸棚は高い位置にあると手が届かず、使いづらいので、
使いやすい高さを、実際にショールームで確認してみるとよいでしょう。
物を取り出しやすい昇降式のキャビネットもあります。
⑥食器洗い洗浄機
手洗いよりも時間や水が節約でき、除菌もできる食器洗い洗浄機。
ビルトインタイプのものならシンクの下に収まるので、邪魔になりません。
*キッチンは使いやすいことが一番です。
デザインや予算ばかりを優先させずに、
ショールームなどで見て、触って、体験してじっくり検討し、
後悔のないリフォームをしましょう。