トイレリフォーム
毎日必ず使うトイレ。
ホッと一息つけるお気に入りの場所になるよう、リフォームしませんか。
①トイレのタイプ
タンクレスタイプ
タンクのないタイプのトイレで、
デザインがスッキリしていて、トイレが広く使えるのが一番のメリットです。
タンクに水が溜まるのを待つ必要がなく、続けて流せます。
しかし直接水道から水を流すので、水圧が低いと設置できない場合があります。
また水を流すのにも電気を使うので停電時は排水できなくなりますが、
メーカーごとに水を流す工夫がされています。
タンク式トイレ
タンク内に水をためて洗浄する、従来型の方式です。
停電時も使用でき、お風呂の残り湯などの
水をタンクに注ぐことで断水時も使用が可能です。
デメリットとしては、タンクが場所をとり、タンク下などの掃除も面倒であること、
タンクに水が溜まるまで次の洗浄ができないことなどがあります。
タンク式トイレも、便器と一体型のものや、収納と一体型のキャビネット付きトイレなど、デザイン性に優れたものもあります。
②トイレの節水・節電効果
家庭で使われる水のおよそ4分の1を占めるトイレ。
2001年までのほとんどのトイレは大1回で13ℓに水を使用しますが、
現在のトイレは半分以下の5ℓ前後の水で洗浄します。
2001年までのトイレを使っている4人家族の場合、
リフォームすると年間でお風呂約215杯の節水効果があり、上下水道料金が年間1万円以上も節約できます。
また、洗浄便座も省エネ機能があるので、電気代も節約になります。
③お掃除ラクラク機能
現在のトイレは、掃除を楽にする機能がたくさんあります。
汚れ
便器に汚れや水アカ、黒ずみがつかないような加工がされていたり、
渦巻き状に勢いよく水を流して、少ない水量でも汚れが落ちるように工夫されています。
あらかじめ洗剤を入れておき、流すたびに泡で便器を洗浄してくれるものもあります、
また掃除がしにくい便器の縁をなくしたタイプのものもあり、サッとひと拭きで掃除がラクラクです。
臭い・除菌
気になるトイレの臭いは、原因菌を除菌することでしっかり消臭し、
使用後の気になる臭いも強力脱臭します。
床掃除
トイレの床は水だけでなく、アンモニアや洗剤などが飛び散ることもあるので、
耐久性・耐水性に優れた掃除のしやすい床がおすすめです。
トイレ専用のタイルやフローリングで、清潔に保ちましょう。
④トイレの内装
タンクの後ろや便器の下など、今まで気づかなかったところも意外と汚れているもの。
便器の交換にあわせて、床や壁を張り替えると、雰囲気もガラっと変わります。
消臭効果や調湿効果のある壁紙を使ったり、
壁にエコカラットを貼ったりして、快適な空間にしましょう。
⑤トイレの安全対策
1日に何度も使うトイレなので、
とくに高齢者や身体の不自由な方がいる場合、安全に対する配慮が必要です。
入口の段差をなくしてバリアフリーにしたり、
立ったり座ったりする際に体を支えられる手すりを設置したりしましょう。
冬場にヒートショックを起こさないよう、窓の断熱性能を上げることも大切です。
また車いすでも開閉しやすいよう引き戸にし、
トイレ内も車いすが利用できる広さにしておくと、いざというときも安心です。
⑥介護に優しいトイレ
便座が自動で昇降して、トイレの着座や立ち上がりを楽にしてくれるものや、
オストメイトの方が利用しやすいよう
シャワーを内蔵した手洗い器が付いたトイレもあります。
トイレは誰もが安全に使うことができ、使い勝手がよく、
清潔で居心地のよい空間であることが大切です。
収納なども含め、トイレに必要な機能も十分に検討しましょう。